戸倉質問役
黒岩さん、ちょっと変わった相談なんですけど、いいですか? 岡山の赤磐市でうちと同じ軽貨物やってる知り合いから「省エネ設備の補助金があるらしいけど対象になるか見てほしい」って聞かれちゃって。
黒岩解説役
いいですよ。「がんばろう赤磐中小企業省エネ設備更新支援補助金」ですね。赤磐市がエネルギー価格や物価高騰に対応するために作った制度です。工場・店舗・事務所で使う設備・機器を省エネ型に更新する費用の一部を補助します。
戸倉質問役
省エネ設備の更新支援か。うちみたいな軽バン1台の個人事業主でも関係あるんですか?
黒岩解説役
結論から言うと、対象になる人はかなり限られます。今日はその線引きをはっきりさせながら、対象になる場合の申請の流れまで通しで説明しますね。

赤磐市の省エネ設備補助金ってどんな制度?

戸倉質問役
まず制度の全体像を教えてください。
黒岩解説役
実施しているのは岡山県赤磐市です。エネルギー価格や物価高騰の影響を受ける市内の中小・小規模事業者を支援するため、工場・店舗・事務所等で使用する事業用の設備・機器を更新し、省エネ化するために必要な経費の一部を補助する、という制度です。
戸倉質問役
「市」がやってるってことは、赤磐市に会社とか事務所がないとダメってことですよね?
黒岩解説役
そのとおりです。対象は「赤磐市内に事業所を有する方」に限られます。うちの相談者さんは東京・埼玉で走ってるドライバーさんが多いですが、この制度に関しては赤磐市に営業所や倉庫がある事業者さんの話として聞いてください。全国どこでも使える制度ではありません。
戸倉質問役
なるほど、まず場所の条件があるんですね。じゃあ次はいくら補助されるのか気になります。

補助額・補助率はいくら?

黒岩解説役
補助率は経費の3分の2です。上限・下限は法人と個人事業主で分かれています。
区分補助率上限額下限額
法人2/3(税抜)200万円15万円
個人事業主2/3(税抜)50万円10万円
戸倉質問役
個人事業主だと上限50万円ってことですね。じゃあ30万円の設備を入れたら20万円くらい戻ってくるイメージですか?
黒岩解説役
ざっくりそのとおりです。30万円(税抜)の設備なら3分の2で20万円、下限の10万円は超えているので満額対象になります。ただし設備・機器1台あたりの本体価格が個人事業主は15万円以上(税抜)、法人は22.5万円以上(税抜)ないと、そもそも補助対象になりません。1台1万円のドラレコを何個買っても対象外ということです。
戸倉質問役
安い機器を寄せ集めても使えないんですね。じゃあ具体的に誰が対象になるのか、ちゃんと聞いておきたいです。

対象になるのは誰?(対象者・除外要件)

黒岩解説役
対象者の要件は3つとも満たす必要があります。1つ目は赤磐市内に事業所を有すること、2つ目は令和9年1月29日までに設備の購入・設置・支払を完了し、期限までに実績報告ができること、3つ目は今後も事業を継続する意思があることです。
戸倉質問役
令和9年って言われても西暦がすぐ出てこないんですけど。
黒岩解説役
令和9年(2027年)1月29日です。逆算すると交付決定を受けてから実質3〜4か月しか猶予がないので、納期の長い設備は先に業者へ確認しておく必要があります。一方で、次のいずれかに当てはまると対象外になります。
対象外になる主なケース
  • 令和8年(2026年)7月1日以降に創業又は開業した中小・小規模事業者(新規創業者向けの補助金ではありません)
  • みなし大企業(大企業が株式・出資の過半を保有している企業など)
  • 法人・代表者等が暴力団又は暴力団員に該当する事業者
  • 市税に滞納がある者
戸倉質問役
開業したばかりだとアウトなんですね。うちの相談者さんは開業4年目らしいので、そこは大丈夫そうです。業種の縛りはどうですか? 運送業でも使えます?
黒岩解説役
使えます。市が示している業種区分では「製造業、建設業、運輸業、その他の業種」がひとまとめの区分で、資本金3億円以下・従業員300人以下なら対象範囲に入ります。個人事業主で貨物軽自動車運送事業を営んでいれば、この従業員数・資本金の基準は普通クリアします。業種で弾かれることはまずないですね。
戸倉質問役
業種はOKなんですね。じゃあ次は「何を買えば補助されるのか」が気になります。うちらだと真っ先に車両を思い浮かべちゃうんですけど。

対象になる設備・ならない経費(車両は対象外)

黒岩解説役
ここが一番の注意点です。この補助金は車両の購入には使えません。対象外経費の一覧に「自動車等車両(大型・小型特殊自動車を除く)」とはっきり書かれています。フォークリフトのような大型・小型特殊自動車は例外ですが、軽バンや普通乗用車は対象外です。
戸倉質問役
えっ、車両はダメなんですか! EV軽バンに買い替えたいって相談だったので、これは先に言っておかないと。
黒岩解説役
そうなんです。じゃあ何が対象かというと、工場・店舗・事務所で使う生産設備やサービス提供に必要な設備・機器で、更新前と比べて1台(LED照明設備は一式)ごとに5%以上の省エネルギー効果が見込まれるものです。対象設備の例は、工作機械、高性能ボイラ・高効率給湯器、LED照明設備、空調機器(エアコン)、厨房機器、冷凍・冷蔵庫、重機・フォークリフトなどです。
戸倉質問役
軽配送の現場だと冷凍冷蔵庫くらいしか関係なさそうですね。
黒岩解説役
そこは後で「軽配送での使いどころ」として詳しく話しましょう。対象外経費もいくつか重要なものがあります。
補助対象にならない経費(抜粋)
  • 自動車等車両(大型・小型特殊自動車を除く)
  • 事務用パソコン、プリンタ、タブレットなど汎用性の高い機器
  • 太陽光発電設備等、再生可能エネルギーを活用した設備・機器
  • 中古品、レンタル・リース費用
  • 国・県・市等の補助金と重複する経費
  • 現金払、クレジットカード払、ポイント払などによる経費(銀行振込のみ対象)
戸倉質問役
パソコンやタブレットもダメなんですね。配車アプリ用のタブレットを増やそうかと思ってた人もいそうですけど、それも対象外か。
黒岩解説役
はい、汎用性の高い事務機器は明確に除外されています。ここまでで対象・対象外の輪郭は見えてきたと思うので、いよいよ軽配送の現場でどう使えるかに絞って話しますね。

軽配送での使いどころ

黒岩解説役
車両にもパソコンにも使えないとなると、軽配送業者にとっての使いどころはかなり絞られます。現実的なのは施設側の設備更新です。
軽配送業者が使えそうな設備の例
  • 赤磐市内に自社の倉庫や事務所を借りていて、そこの冷凍・冷蔵庫を保冷配送用に高効率タイプへ更新する
  • 事務所や倉庫のLED照明設備への更新(一式で対象)
  • 事務所の空調機器(エアコン)の更新(現に使っている老朽設備からの入れ替え)
  • 台車の充電・保管スペースがある倉庫の高効率設備(対象設備リストに明記はないため、個別に市へ確認が必要)
戸倉質問役
つまり「軽配送業をやっている」こと自体は関係なくて、「赤磐市に事務所や倉庫を構えていて、そこの設備を更新する」場合に限られるってことですね。
黒岩解説役
そのとおりです。車両を軸にした補助金ではなく、あくまで施設の省エネ設備が対象という点を最初に理解しておく必要があります。EV軽バンへの買い替えを考えているなら、この制度ではなく他の車両向け補助金を探すほうが早いです。
戸倉質問役
なるほど、車両目的ならこの制度は最初から候補に入れなくていいってことですね。じゃあ「対象になる人・ならない人」をもう少し具体的なケースで教えてもらえますか?

対象になる/ならない典型ケース

黒岩解説役
軽配送の現場でよくあるパターンで整理します。
典型的な対象外ケース
  • 自宅の一室を事業所にしている個人事業主(自宅兼事務所は対象外と明記されています)
  • 赤磐市以外(東京・埼玉など)に事業所がある個人事業主
  • 令和8年7月1日以降に開業したばかりの事業者
  • 軽バン・EVバンなど車両の買い替えを目的にしている人
戸倉質問役
うちの相談者さんは自宅の一室を事務所にしてる可能性が高そうなので、そこはちゃんと確認しないとですね。
黒岩解説役
重要なポイントです。「自宅兼事務所等に設置するもの」は対象外と明記されています。1人で軽配送をやっていて自宅を事業所にしている場合、その時点でこの補助金は使えません。逆に対象になりやすいのは、次のようなケースです。
対象になりやすいケース
  • 赤磐市内に事業所・倉庫を借りて、複数台の車両を管理している軽貨物事業者
  • その倉庫の冷凍・冷蔵庫、LED照明、空調のいずれかを1台(または一式)15万円以上(個人事業主・税抜)で更新する
  • 令和8年7月1日より前から事業を続けていて、令和9年1月29日までに購入・設置・支払を終えられる
戸倉質問役
個人1台のドライバーというより、赤磐市に拠点を構えて数台〜数十台を管理してるような事業者さん向けって感じですね。
黒岩解説役
現実的にはそうなります。では対象になりそうな場合、実際にどんな書類が必要かを見ていきましょう。

必要書類は何がいる?

黒岩解説役
申請段階ごとに提出書類が変わります。まとめると次のとおりです。
申請段階主な提出書類
エントリー申請時設備・機器補助対象経費計算シート、見積書の写し、直近の確定申告書の写し、決算書の写し、確定申告を行ったことが確認できる書類
交付申請時更新前設備の写真、設備・機器比較証明書、配置図、赤磐市内に事業所を有することを証する資料、市税の完納証明書
実績報告時既存設備・機器の廃棄等証明書、設置状況の写真、経理書類(発注書・納品書・請求書・銀行振込を証する書類)、振込先口座の写し
戸倉質問役
見積書は1社でいいんですか?
黒岩解説役
基本は1社でいいですが、1台(LED照明は一式)ごとの購入・設置経費が税込100万円を超える場合は、交付申請時に別業者による同一条件の見積書がもう1通必要です。提出された見積書のうち安いほうが補助対象額になります。それと、個人事業主の場合は「赤磐市内に事業所を有することを証する資料」として、固定資産税課税明細書の写し、賃貸借契約書の写し、営業許可証、本人名義の公共料金領収書などのいずれかを求められます。自宅を使っている場合はここで詰まる可能性が高いです。
戸倉質問役
書類の面でも自宅事務所だと厳しそうですね。じゃあ、実際に申請から入金まではどういう流れになるんですか?

申請の流れ(エントリーから入金まで)

黒岩解説役
全部「Jグランツ」というオンラインシステムでの申請です。窓口や郵送での受付は行っていません。申請前にGビズIDプライムアカウントを取得しておく必要があり、これは取得に数週間かかることがあるので早めの準備が必要です。
がんばろう赤磐中小企業省エネ設備更新支援補助金の対象になるための3条件チェックリスト
手続きの流れ
  1. 1エントリー申請(令和8年8月17日〜9月7日) — 更新を予定している設備・機器をまとめて申請します。エントリー申請は同一事業者につき1回限りで、後から設備を追加することはできません
  2. 2抽選・結果通知(令和8年9月中旬) — エントリー申請の総額が予算額を超えた場合のみ抽選が行われます。結果はJグランツ上で通知されます
  3. 3交付申請(当選者等のみ、令和8年9月17日〜10月16日) — 見積書や配置図など追加の書類を提出します
  4. 4審査・交付決定 — 交付申請後、順次審査され、Jグランツで交付決定が通知されます
  5. 5設備の発注・納品・支払(交付決定後〜令和9年1月29日) — 交付決定前に契約・発注・購入をすると、原則として補助を受けられません
  6. 6実績報告・交付請求(令和9年2月8日、または補助事業完了後10日を経過した日のいずれか早い日まで)
  7. 7交付額の確定・交付(〜令和9年3月) — 確定通知書兼支払通知書で通知され、指定口座へ振り込まれます
戸倉質問役
エントリー申請と交付申請で2段階あるのがちょっとややこしいですね。しかも抽選まであるんですか。
黒岩解説役
そうなんです。人気が集中して予算を超えると抽選になるので、エントリーしても補助を受けられるとは限りません。審査に通れば自動的にお金が振り込まれる制度ではないということは最初に伝えておきたいポイントです。なお、納期の都合でどうしても交付決定前に発注しないといけない場合は、「事前着手届」(様式第1号)をJグランツで事前に提出すれば、令和8年8月17日以降に生じた経費を対象に含められる制度もあります。ただし届出をせずに発注すると、後から審査で対象外と判断されても経費は自己負担になります。
戸倉質問役
流れはわかりました。じゃあ、実際に審査を通すために気をつけるべきことってありますか?

審査を通すためのポイント

審査・実務で気をつけたいポイント
  • 対象設備は「更新前と比べて5%以上の省エネ効果」が条件。現に故障していて使っていない設備の入れ替えは、比較対象のエネルギー使用量が確認できないため対象外になる
  • 見積書は宛名・業者名・業者の押印・型番・納入予定日が記載され、本体価格・設置工事費・運搬費が「一式」でなく区分されたものを用意する
  • 関連会社や代表者の親族(2親等以内)からの購入は対象外経費になる
  • 既存設備を売却・下取りに出す場合、その対価(税抜)は補助対象経費から差し引かれる
  • 補助事業で取得した単価50万円(税抜)以上の財産は、完了年度の終了後5年間は目的外使用・譲渡・貸付が制限される
戸倉質問役
見積書の書き方まで細かくチェックされるんですね。
黒岩解説役
はい。あと不正受給には厳しいペナルティがあります。偽りその他不正な手段による交付決定や目的外使用、要件違反が判明した場合は交付決定が取り消され、既に交付された補助金の返還が求められることがあります。年3%の延滞金に加えて、その2割相当の加算金が発生することもあるので、要件はごまかさずに確認してください。
戸倉質問役
それは怖いですね。じゃあ、他の補助金と一緒に使うことってできるんですか?

他の補助金と併用できる?

黒岩解説役
同じ経費について国・県・市等の補助金と重複させることはできません。1つの設備更新につき、使える補助金は1つだけと考えてください。ただし、対象の経費が重ならない別の設備・別の事業であれば、他制度と組み合わせること自体は制度上禁止されていません。たとえば同じ省エネ設備更新でも都道府県単位で似た制度があります。埼玉県が実施している埼玉県民間事業者CO₂排出削減設備導入補助金(緊急対策枠)のように、他の自治体にも同種の設備更新補助金があるので、赤磐市以外に事業所があるなら、その地域の制度を探すのが近道です。
戸倉質問役
制度自体は各地にありそうですね。じゃあ、お金の面で一番気になるところを聞きたいです。補助されるのはわかったんですけど、実際に手元のお金はどうなるんですか?

資金繰り — 先に払うのは自分

黒岩解説役
ここが一番大事な話です。この補助金は後払いです。支払方法も銀行振込のみに限定されていて、設備の購入・設置・支払は交付決定後から令和9年1月29日までに、自分の口座からいったん全額を払い切る必要があります。
申請から入金までのタイムライン。エントリー申請、抽選、交付申請、設備の購入・支払、実績報告、交付の6ステップと想定時期
戸倉質問役
「最大50万円」って言われると、その分だけ払えばいいような気がしちゃいますけど。
黒岩解説役
そこが誤解しやすいところです。たとえば30万円の設備なら、まず30万円を全額自分で払い、実績報告のあとに補助対象額の20万円が振り込まれる、という流れです。実績報告は令和9年2月8日までで、交付額の確定・交付は令和9年3月ごろとされています。エントリー申請の8月から数えると、入金までに半年以上かかる計算です。
戸倉質問役
半年以上、全額を自腹で立て替えるのはけっこうな負担ですね。
黒岩解説役
なので、まとまった設備投資をするなら、つなぎ資金をどう用意するかも合わせて考えておくべきです。運転資金や開業資金の融資としては日本政策金融公庫 新規開業資金のような制度もあるので、立て替え期間の資金繰りとして検討しておくといいでしょう。
戸倉質問役
なるほど、補助金だけを見て安心せずに、立て替え分の資金計画も考えないといけないんですね。ここまでお金の話をしてきましたけど、荷主さんとか元請けとの関係で気をつけることってありますか?

荷主・元請に関わる要件

黒岩解説役
この補助金自体に、荷主や元請けの要件はありません。ただ軽配送業者さん全般によくある誤解が1つあります。Gマーク(安全性優良事業所認定)は一般貨物自動車運送事業者が対象の制度で、貨物軽自動車運送事業は対象外です。軽貨物の届出だけではGマークは取得できません。
戸倉質問役
あ、それ勘違いしてる人多そうですね。
黒岩解説役
もう1つ、令和7年(2025年)4月に施行された貨物軽自動車運送事業の安全対策強化も知っておいてください。貨物軽自動車安全管理者の選任義務などが定められています。詳しくは貨物軽自動車運送事業 安全管理者の選任義務化にまとめているので、こちらの補助金とは別の話としてあわせて確認しておいてください。
戸倉質問役
補助金の話と法令の話は別物ってことですね。じゃあ、経費として使った場合の税金の扱いも気になります。補助金って課税されるんですか?

税務・会計の扱い

黒岩解説役
補助金は原則として事業所得の収入に計上します。国税庁は、個人事業主が固定資産の取得や改良に充てるために国庫補助金等の交付を受けた場合、確定申告書に一定の事項を記載することを条件に、固定資産の取得や改良に充てた部分の金額に相当する額を総収入金額に算入しないことができる、としています。適用を受けると、実際の取得費から補助金相当額を控除した残額が取得費となり、減価償却費の計算もその金額を基礎に行います。
戸倉質問役
つまり、うまく手続きすれば補助金の分だけ丸ごと課税されずに済むこともあるってことですか?
黒岩解説役
そういう制度があるということです。申告書に「国庫補助金等の総収入金額不算入に関する明細書」を添付する必要があるので、使う場合は税理士に相談しながら進めてください。もう1つ、少額減価償却資産の特例という制度もあります。取得価額10万円以上30万円未満の資産を取得した青色申告者は、減価償却をせずに取得した年に全額を必要経費にできます。年間の合計額が300万円を超える場合は、300万円に達するまでが上限です。この補助金の対象設備は個人事業主なら1台15万円以上ですから、10万円〜30万円の範囲に収まる設備なら、この特例の対象にもなり得ます。
戸倉質問役
補助金と税金の特例、両方うまく使えばけっこう負担が軽くなりそうですね。
黒岩解説役
制度を組み合わせられるかどうかはケースバイケースなので、必ず顧問税理士に確認してください。ここまでの話を整理する意味でも、基本情報を表にまとめておきますね。

基本情報まとめ

項目内容
制度名がんばろう赤磐中小企業省エネ設備更新支援補助金
実施機関岡山県赤磐市(産業振興部 商工観光課)
対象地域赤磐市内に事業所を有する事業者
補助率2/3(税抜)
補助額(法人)上限200万円・下限15万円
補助額(個人事業主)上限50万円・下限10万円
エントリー申請受付期間令和8年8月17日(月)〜9月7日(月)
交付申請受付期間抽選結果通知後、令和8年9月17日(木)〜10月16日(金)
事業実施期限令和9年1月29日まで
実績報告期限令和9年2月8日、または事業完了後10日を経過した日のいずれか早い日まで
交付確定・交付時期〜令和9年3月ごろ
申請方法Jグランツ(オンライン申請のみ、窓口・郵送不可)
公式ページhttps://www.city.akaiwa.lg.jp/annai/sangyoushinkou/syoukoukankou/jigyousya/shien/13422.html
黒岩解説役
1点補足です。募集は予算の範囲内で行われるので、次年度以降も同じ制度が続くとは限りません。申請を考えるときは、公式ページで最新の募集状況を確認してください。
戸倉質問役
表で見るとやっぱり車両の項目がないですね。似たような制度って他にもあるんですか?

似たような制度との比較

黒岩解説役
目的ごとに並べるとこんな感じです。
制度対象この制度との違い
がんばろう赤磐中小企業省エネ設備更新支援補助金(本制度)赤磐市内の事業所の設備・機器更新車両は対象外、施設の省エネ設備が対象
埼玉県民間事業者CO₂排出削減設備導入補助金(緊急対策枠)埼玉県内事業者のCO₂削減設備同じ「設備更新型」だが実施主体・対象地域が異なる
商用車等の電動化促進事業商用車の電動化(EV化)車両そのものを対象にした国の補助金。EV軽バンへの買い替えはこちら側で探す
日本政策金融公庫 新規開業資金開業資金・運転資金の融資補助金ではなく融資。設備投資の立て替え・つなぎ資金に使える
戸倉質問役
車両を買い替えたいなら商用車等の電動化促進事業、赤磐市の施設を省エネ化したいなら今回の制度、という住み分けですね。
黒岩解説役
そのとおりです。あと、これから軽貨物を始める人向けに、そもそもの黒ナンバーの手続きについては貨物軽自動車運送事業 経営届出 (黒ナンバー)の記事にまとめています。開業して間もない方はまずこちらを確認してください。
戸倉質問役
なるほど、目的で使い分けるのが大事なんですね。最後によくある質問もまとめておいてもらえますか?

よくある質問

戸倉質問役
自宅と事務所を両方使ってる場合、一部でも対象になったりしませんか?
黒岩解説役
対象外です。公式ページには「自宅兼事務所等に設置するもの」が対象外経費としてはっきり明記されています。事業専用の別の場所(賃貸事務所や倉庫など)に設置する設備でないと対象になりません。
戸倉質問役
中古の設備を買った場合はどうですか?
黒岩解説役
対象外です。中古品は補助対象経費から除かれています。新品の設備・機器であることが前提です。
戸倉質問役
エントリー申請すれば、もう安心して発注していいんですか?
黒岩解説役
いいえ、危険です。エントリー申請はあくまで申込みの段階で、抽選や交付決定を経る前に発注・契約・購入をすると、原則として補助を受けられません。事前着手届を出していない限り、交付決定の通知を待ってから動いてください。
戸倉質問役
見積もりって1社でいいんですか?
黒岩解説役
1台(またはLED照明一式)あたりの購入・設置経費が税込100万円を超える場合だけ、交付申請時に別業者の見積書がもう1通必要になります。100万円以下ならエントリー申請時の見積書1通で進められます。
戸倉質問役
結局のところ、赤磐市に自宅以外の事務所や倉庫を構えている軽配送事業者さん向け、ってことですね。相談してきた知り合いにもそのまま伝えます。
黒岩解説役
そうしてください。最後に問い合わせ先をまとめておきます。
問い合わせ先

岡山県赤磐市 産業振興部 商工観光課 商工振興班 住所: 〒709-0817 岡山県赤磐市上市108-1 電話: 086-955-2037 ファックス: 086-955-6860 開庁時間: 月曜日から金曜日 午前8時30分から午後5時15分(祝日・年末年始は閉庁) 公式ページ: https://www.city.akaiwa.lg.jp/annai/sangyoushinkou/syoukoukankou/jigyousya/shien/13422.html

関連書類・リンク

参考リンク内容
公式案内ページ(赤磐市)制度の一次情報・添付書類の様式一式
Jグランツ 制度ページ申請システム上の制度概要
貨物軽自動車運送事業 経営届出 (黒ナンバー)軽貨物を開業する際の届出の解説
貨物軽自動車運送事業 安全管理者の選任義務化 (2025年4月施行)安全対策強化の解説
商用車等の電動化促進事業車両電動化を対象にした補助金
日本政策金融公庫 新規開業資金立て替え期間のつなぎ資金に使える融資
埼玉県民間事業者CO₂排出削減設備導入補助金(緊急対策枠)他県の類似する設備更新補助金

よくある質問

自宅兼事務所でも対象になりますか?

対象外です。自宅兼事務所等に設置するものは補助対象経費から除かれています。事業専用の別の場所に設置する設備が対象です。

中古の設備でも申請できますか?

対象外です。中古品は補助対象経費に含まれません。

エントリー申請をすればすぐに発注してよいですか?

いいえ。原則として交付決定前に発注・契約・購入した経費は補助対象になりません。事前着手届を出していない場合は交付決定を待つ必要があります。

見積書は何社分必要ですか?

1台(またはLED照明一式)あたりの購入・設置経費が税込100万円を超える場合のみ、交付申請時に別業者による同一条件の見積書がもう1通必要です。